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高千穂夜神楽
高千穂氏
高千穂古今治乱によれば、高千穂の郡主は三毛入野命の子孫が代々相継ぎ、50余代家系相続していたが、6代目に男子なく、平安末期に豊後の領主大神大太惟基の一男を貰い受け、嫡男太郎政次として家系相続したと伝えている。太郎政次は地名の高千穂を名字とし、その後高千穂氏は三田井氏とも名乗り安土桃山まで高千穂庄の領主として君臨している。高千穂太郎の墓石には「捐館松翁永仙大神定門議」と刻してある。(高千穂観光協会・ガイドマップより)
33番の夜神楽
高千穂地方に伝承されている神楽は、毎年十一月末から二月にかけて各村々で33番の夜神楽を実施して秋の実りに対する感謝と翌年の豊饒を祈願するものであります。手力雄(たちかお)の舞
天照大神が天の岩戸にお隠れになつたので、力の強い手力雄命が天の岩戸を探し出すために静かに音を聞いたり、考えたりする様子を表現している。
戸取(ととり)の舞
天の岩屋も岩戸の戸も所在がはつきりしたので、手力雄命が岩戸を取り除いて天照大神を迎えに出す舞で勇壮で地から強く舞う舞であります。
御神躰の舞
一名国生みの舞と申しますが、イザナギ、イザナミの二神が酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁しあい、極めて夫婦円満を象徴している舞であります。
夜神楽せり唄
1 今夜(こょ)さ夜神楽にゃ せろどて来たがサイナ−
せらなゃそこのけ わしがせるノンノコサイサイ
ヨイヨイサッサ ヨイサッサ ヨイヨイサッサ ヨイサッサ
2 さまは三夜(三夜)の 三日月(みかづき)さまよサイナ−
よいにちらりと 見たばかりノンノコサイサイ
ヨイヨイヨイサッサ ヨイサッサ ヨイヨイサッサ ヨイサッサ