【 競馬学 】

ディープインパクト号衝撃の薬物疑惑


JRA記者会見

 この度、凱旋門賞に出走したディ−プインパクト号から、禁止薬物が検出されたとの報告をうけました。同馬の出走に際しては競馬ファンの皆様をはじめ、多くの方々から応援をいただいたにもかかわらず、世界最高峰のレ−スとして栄誉ある凱旋門賞に汚点を残す結果となり、誠に残念でなりません。
 今回の件はフランスで起きたものでありますが、JRAとしても、今後、国の内外を問わず出走馬の関係者に対し、禁止薬物等に関する意識の向上を図るべく指導を徹底して参りたいと考えております。
 今回の件はフランスで起きたものでありますが、JRAとしても、今後、国の内外を問わず出走馬の関係者に対し、禁止薬物等に関する意識の向上を図るべく指導を徹底して参りたいと考えております。

理事長のコメントを読んで

 JRA理事長は会見には出席せず、コメントした。出席した理事は「全責任は馬主、調教師にある」と発言。遠征先のル−ルを調べるのは競馬場のコ−スの特徴を調べること以上に重要なこで基本的なことであるが、今回の記者会見の報道を見るかぎり、いつもの「官」の対応ぶりには憤慨するものである。「民」のしたことだから我々には「責任がこざいません」「監視は徹底いたします」と解釈したものの釈然としない。

汚点とは?

 高橋理事長は競馬法を所管する農水省の政務次官を務めた方で、競馬会理事長を七年の在任で競馬法にてらしあわせた発言であると思うが「汚点」という表現をつかった。言葉の良し悪しは素気なく冷静な判断とは思い難い。

海外通信社

 海外の通信社は速報で伝えた。主な通信社は英国「レ−シングポスト」・米国「ブラッドホ−ス」・ロイタ−・AP・新華社通信は経緯ともに凱旋門賞に騎乗した武豊騎手の驚きを伝えている。

三十五年ぶり開催中止

日本中央競馬会(JRA)は八月十七日、馬インフエルエンザの感染馬が増えたため感染拡大の防止を理由に、十八、十九日に予定していた新潟、小倉、札幌の各競馬を中止すると発表した。  JRAによると、馬インフルエンザの感染馬は十六日午後一時現在で美浦(茨城)、栗東(滋賀)の両トレ−ニングセンタ−で二十頭が確認されたが、感染頭数が少ないため、いったんはレ−スを予定と通り開催するとしていた。だが、十七日朝の段階で、今週末のレ−スに出走する馬の中から百六十三頭を検査し、二十九頭に感染が認められた。このため急遽、今週末の開催が中止された。  中央競馬では馬インフエルエンザで、中山、東京競馬が一九七一年十二月末から翌年二月末まで中止になっている。約三十五年ぶりの中止にJRA広報部は「今後の推移を見守るしかない。広がるのか、収まるのか、うちとしては終息するよう期待している」とコメントした。  馬インフエルエンザが大流行したときは、ニュウ−ジランドから輸入された五頭の中に感染馬がいた。当時はワクチン開発前で、三十二日間に六千七八二頭が罹患。七一年末の中山最終週と、七二年の一回、二回の東京開催が中止された、しかし、関西に飛び火せず、通常の開催ができた。
▲このページの上へ

Copyright © 2007 道楽悠悠 All Rights Reserved.