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八重山・石垣諸島への旅
【人頭税石(にんとうぜせき)】宮古諸島は世界でも類例をみない悪税といわれた人頭税によって苦しめられた島です。慶長14(1609)年、薩摩の琉球侵略の結果、琉球王府はその財政に窮乏し、その対策として宮古・八重山の両地方に限り寛永14(1637)年から人頭税を課すことにしました。男女十五歳以上五十歳までの人を対象に税が課せられ、男は粟を女は宮古上布を納めました。賦計り石(ぶばかりいし)とも呼ばれる人頭税石は高さ1メ−トル43センチの石柱で、この石の高さ以上の背丈になると、税が課せられたという伝承もあります。この課税は明治になっても続き、島民や新潟県出身の中村十作らの帝国議会への直接請願の結果、明治36年(1903)になってようやく廃止された。パンフレットより掲載しました。
撮影場所 = 宮古・石垣諸島 |
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