秋田・竿燈まつり
【秋田・竿燈まつり】竿燈の始まりは宝暦年間(1751〜63)といわれている。真夏の邪気や病魔を払い、お盆の前に身を清める眠り流しと五穀豊穣の願いを合わせた行事として秋田藩久保田城下の町民街・外町に伝承されてきた。 最も古くは、津村淙庵の紀行文「雪の降る道」(1789)で「眠り流しといって、長い竿を十文字にかまえたものに、たくさんの灯火をつけて捧げ持ち、太鼓を打ち続け、町を練り歩く。灯火の数百から二百メ−トルに及ぶという記録がある。ろうそくが一般に普及し始めたのはこの時期であり、まっ暗闇の夜に長く続くろうそくの灯火は、とれほど美しく映ったことだろう。 そののちに記された、各藩の風俗報告書(風俗問状)にも「六日の夜、眠り流しと申事、風俗にて候」として報告され、歴代の藩主も行事を城から眺めて楽しんでいた。(資料・秋田市竿燈まつり実行委員会編から掲載しました) 撮影場所 =秋田市 |
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